日時 平成30年8月24日(金)午後2時~4時半
場所 東久留米市役所1階 市民プラザホール(本町3-3-1)
内容 (1)話題提供「マンションにおける在宅避難について」
ビューハイム武蔵野自治会自主防災組織 防災委員会
(2)参加者同士の情報交換、共有
(3)その他
当日は地域住民、ボランティアグループ、東久留米市ろうあ協会、市外で防災・減災の普及啓発を行う団体など様々な団体から47人が参加、情報交換を行いました。
話題提供ではマンションにおける在宅避難についてビューハイム武蔵野自治会自主防災組織 防災委員会の安藤 寅行さんに、ビューハイム武蔵野での取り組みについてお話いただきました。
緊急時のネットワークとして行っている玄関合鍵預託受付や緊急時連絡先の受付は、平成24年から検討を開始し、25年の4月から受付を開始。今年で6回目とのこと。金庫を開ける際には必ず立会人が必要ということでセキュリティ対策がしっかりとしていることや、民法659条「無償寄託」に基づき無償で預かっている事もあり、今では住民の98%が登録しているとのこと。

災害時要支援者登録申込案内(PDFファイル)

災害時要支援者 「名簿登録」お知らせ(PDFファイル)

専用封筒(PDFファイル)
年2回行っている安否確認訓練では、マグネットの安否確認ステッカーを配布し訓練の時間に玄関に貼りだしてもらい、各階ごとに決めてある担当者が要支援者として登録している方の自宅に安否確認に伺うとのこと。

安否確認訓練のお知らせ(PDFファイル)

安否確認訓練ステッカー(PDFファイル)
この他にも、AED教育訓練や秋の総合防災訓練など、防災に関する様々な取り組みについてお話いただきました。このように年間を通じて多くの訓練を行っているビューハイム武蔵野ですが、マンションは安全であるという前提での防災活動は行っておらず、「想定を信じるな」「その状況下で最善の避難行動をとろう」という想いで訓練を実施していると安藤さん。
参加者からは「当マンションがこれからやらなければならない事ばかりの話であり大変参考になりました」「防災組織で何をやらなければならないか、良く考えられて行動されている」など感嘆の声が数多く挙がりました(アンケート(pdf.225kb)より一部抜粋)
情報交換では①在宅避難と避難所への避難、どちらを想定しているか、②その理由、③避難する上で課題と感じていることとその課題に対しての取組みについて話し合いました。


グループワークの様子
また、今回の防災情報交換サロンでは、ろう者や難聴者への情報提供として、東京手話通訳等派遣センターに要約筆記の派遣を依頼しました。要約筆記は手話通訳とは異なり、手話が出来ない人でも情報を目で見て情報を得ることができます。次回以降の防災情報交換サロンでも、要約筆記の派遣は依頼する予定です。多くの方のご参加をお待ちしています。

要約筆記の様子

要約筆記における略語
今回の防災情報交換サロンに関して、参加者からは「想定は信じないとのことが印象に残りました。自主防災組織又、年に数回の訓練を実施されていること、今後参考とさせていただきます」「一戸建てと高層マンションは多少異なる事もありますが、参考となる事多々ありました。皆にお知らせする事ができます」などの感想が寄せられ、居住形態に関わらず今後の取組みの参考となる情報交換の場となりました。
・参加者アンケート(pdf.225kb)